第11期「呼吸ヨガ」指導者養成講座
森林浴をしている時、私たちは自然と深い呼吸をしています。睡眠中もしかりです。しかし、忙しない都会の生活に身を置く中、私たちの呼吸はどんどん浅くなっています。普通に呼吸することすら、ある日難しく感じる事もあるかもしれません。日々の呼吸の浅さが気になっているけれど、どうすれば深められるか、よくわからない…。そんな人も多いことでしょう。
普段、意識してない筋肉や骨格を上手に使うことで、呼吸は格段に深まります。呼吸の質が深まれば、私たちの身体機能、免疫機能はアップし、自律神経系も整います。「呼吸ヨガ」のメソッドは現代人のメンタルヘルスケアに大変有効であり、とても容易に日々の生活に取り入れることができるのです。
普段ヨガをしない人にもわかりやすく行える様に伝えられることが大切です。ヨガという枠をこえ、「心地よい呼吸』を体感していく為のメソッドです。このメソッドはベッドに横たわったままでも出来ることが沢山あります。ヨガは健康な方達だけのものではないことに気付いて頂けると思います。
ご自身の健康の為、そしてヨガを伝える上で、医療従事者、セラピストさんにもこの学びをそれぞれの現場で大いに役立て頂きたいと思います。
＝講座詳細＝
・呼吸とは
生命の営み、その役目、自律神経との関連性、どんな場面で伝えると効果的か、
・胸式呼吸と腹式呼吸
呼吸を感じるための準備、二つの呼吸法の違い、そしてそれらの融合
意識の向けどころを解剖学的に学ぶ
・ヨガで使う呼吸法の色々
ウジャイ呼吸、カパラバッティ、ナディショダナ、ブラマリー呼吸、番外編（ウディヤナバンダ）
・体感を導くための動き、そしてポーズ
呼吸に意識を向け続ける為の簡単な動き、
・真のヴィンヤサヨガとは
・実際に学んだ上で、どのように活用できるかを考える
対象となる人達、世代等を考慮して実際のクラスを考える
・ティーチングの実践
実際にデモクラスを行い練習します。
＝＝講座概要＝＝
日時：第11期 2016年11/23(木・祝）10:00-17:00(昼休み60分）
場所：シャンティ201(東京日本橋）
受講料：21,600 円(消費税込,テキスト,修了書発行)
リテイク（再受講）10,800円
TT卒業生割引：19,440円
定員：12名(最低催行人数4名）
講師：平賀恭子（studio SHANTI 代表）
対象：ヨガ未体験の方からヨガインストラクター、医療関係者、セラピストまで
どなたにもご参加頂きたいと思います。
持ち物：動きやすい服装、筆記用具等
＝＝受講者の声＝＝
呼吸ヨガについては、呼吸そのものについてや
ヨガの処方の大切さを実感するような経験をさせていただきました。
肺炎で余命1カ月を宣告された方（80代・女性）が、
先生の呼吸法での養生を続けられたところ、
回復の傾向に転じ、無事に退院することが
できたということを伺いました。
他にも、肺の機能の低下で在宅での酸素療法が
必要と告げられた方も、呼吸法の養生で状態が良くなり、
酸素療法は見送りになったということも伺っております。
これからも勉強させて下さい。
＝＝講師プロフィール＝＝
平賀恭子
studio SHANTI代表
独自のヨガの流派Shanti Yogaのフロー立案者
ヨガは呼吸が全てだという思いから考えたフローは
自然と呼吸が深まりポーズが深まる流れ。
真のヴィンヤサが自然と感じられるものです。
ヨガという枠にとらわれず、呼吸を深め感じて貰うことで、
心身を健康に導くことが出来ると信じて伝えている。
スタジオシャンティに通って下さっている臨床心理士の伊藤さんに、シャンティ流の腹式呼吸法をご紹介しました。伊藤さんはヨガの先生でもありますので、普段から呼吸の大切さも実感されています。 早速週末勤務されている、青山渋谷メディカルクリニック（心療内科）にて、双極性障害（躁うつ病）の患者さんに活用して頂きました。
以下、伊藤さんから寄せられたコメントです。
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双極性障害の患者さんは、ストレスが原因でうつ状態や躁状態になりやすいため、治療にはストレスマネジメントがとても重要になります。
カウンセリングの中で患者さんが「最近イライラする」と仰るので、平賀先生に教えていただいたシャンティ流の呼吸法を一緒に行ってみました。すると「普段自分がどれだけ浅い呼吸をしてたかわかりました。深い呼吸をすると不思議と落ち着きますね。今度イライラしたら、この呼吸法を試してみます」と仰って帰られました。
呼吸法の良いところは、双極性障害に限らず、心身症、生活習慣病の方をはじめ、どのような状態の方でも実践できて、すぐに効果を実感できることです。 ストレスや心身の不調によって速く、浅くなってしまった呼吸を整えることで、自分で自分を緊張した状態から、リラックスした状態に導くことができます。 さらに、呼吸を通して自分の心身の状態を客観的に観察することができるので、ストレスマネジメントに非常に効果的です。
医療に携わる方、ご自身や大切な方の心身の不調に悩んでおられる方が、呼吸の大切さに気づくきっかけになりますように。ぜひこの講座で学ばれることをお勧めします。
この講座はこんな方に是非受講して頂きたいと思っています。
・冷え性
・不眠、頭痛が日常に続く。
・普段の自分の呼吸が浅くて気になる、時々ドキドキしてしまう。
・呼吸を深めてヨガを上達させたい。
・呼吸を伝える言葉の難しさを感じるインストラクター。
どんな活用をしていきたいですか？
・呼吸を深めて、心・意識・感情をコントロールに導く。
・自身の体調を整える、安眠に導く。
・両親や身体の不調を訴えるまわりの人にさりげなく伝えてみたい。
呼吸の変化はかんじられましたか？
・肺に入る酸素のイメージが湧いて呼吸しやすくなった。
・ウジャイ呼吸が細く長く出来る様になりました。
・肩凝りが和らいだ、頭痛が和らいだ。
今後受講を考えている方へのメッセージ
・呼吸の大切さ、ヨガのポーズとの繋がりが学べます。安らかな眠りにいざなう呼吸も日常的に取入れます。
・通り一辺な「ヨガの呼吸法」ではなく、実践型でキメ細やかなリードが出来る様になります。
・無意識に行っている呼吸のを深く考え感じることで、新しい別の世界が見えてくるかも知れません。
・自分自身と向き合うのに一番身近な身体のメッセージ、そして自分でコントロール出来る「呼吸ヨガ」おススメです。
・コキュは当たり前に出来ると思っていたら、損ですよ。違いを実感してみてはいかがでしょう。
・誰もが何気なくしている呼吸の意識が大きく変わります。
